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​角度単位の変換

測量において、角度は用途に応じて異なる単位で表現されます。トータルステーション(TS)での観測や図面表記では直感的な「度分秒(60進数)」が使われます。

一方、座標計算や内部の三角関数処理では「ラジアン」が必須となります。なお、その両者を橋渡しする計算用の中間データとして「度(10進数)」が用いられます。

Screenshot_20260601_200919.png

​計算条件

  • 角度の範囲: 原則として 0°≦θ < 360°(又は、0 ≦ θ < 2π)の範囲で扱います。

  • 円周率 (π): 計算精度を確保するため、プログラム言語に組み込まれた定数を使用します。

  • 符号の扱い: 測量では、右回り(時計回り)を正とし、360°を超える場合には360° を引いて補正します。

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​基本計算式

  • ラジアン: R

  • 度(10進数): D

  • 度分秒(60進数): 度を d、分を m、秒を s とします。

ラジアン ⇔ 度(10進数)

  • 度(10進数)からラジアン​:R = D × π / 180

  • ラジアンから度(10進数):D = R × 180 / π

度(10進数) ⇔ 度分秒

  • ​度分秒から度(10進数):D = d + m / 60 + s / 3,600

  • 度(10進数)から度分秒:

    • 度(d):Dの整数部分(切り捨て)​

    • 分(m):(D - d) × 60の整数部分(切り捨て)

    • ​秒(S):((D - d)× 60 - m)× 60 

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​計算手順

  • 観測データの入力 (度分秒): 例として 125°30' 45'' を取得。

  • 10進数への変換: 125 + (30 / 60) + (45 / 3,600) を計算し、10進数の 125.5125° を求める。

  • ラジアンへの変換: 125.5125 × ( π / 180) を計算し、約 2.1906 ラジアンを得る。

  • 座標計算の実行: 求めたラジアン値を、サイン (sin) やコサイン (cos) などの関数に代入して距離や座標を算出する。

※ 逆の計算(座標から角度を求めて画面に表示する)を行う場合は、上記の手順を逆に実行します。

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​実務上のポイント

丸め誤差による「繰り上がり」に注意​

  • 「設定」「小数点以下の桁数(例:3桁)」「丸め処理(例:四捨五入)」の場合には、59.9999'' が 60'' に繰りあがります。

  • 「設定」「小数点以下の桁数(例:3桁)」「丸め処理(例:切り捨て)」の場合には、59.9999'' は 59.999'' になります。

ご質問、機能改良等のご要望はこちらまでご連絡ください

ありがとうございました

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